支援作品「氷血」

映画「氷血」 公開日 : 令和8年7月3日(金) 全国公開

幼い息子・晶を連れて、豪雪地帯にある夫の実家に移住した稔(北山宏光)と悠希(加藤千尋)の夫妻。穏やかな日常を願った二人だったが、認知症の父・茂は、なぜか悠希にだけ激しく怯え、亡き妻の名を叫ぶ。ある朝、茂は異常な姿で怪死する――その瞬間を境に、家族は疑念と恐怖に苛まれ、やがて、家の中には不気味な“白い女”が次々と現れ、日常を侵していく―稔は気が触れたかのように、“白い女”の絵を描き続け、幼い晶の目には母の姿が次第に“別の何か”へと映りはじめ、家族は一人、また一人と壊れていく――。 雪の結晶に魅入られ、理性を失った稔、侵蝕される悠希、そして危険にさらされる晶。これは、呪いか、幻想か、それとも現実なのか。雪原が鮮血に染まるとき、未知の“白い恐怖”が姿を現し、残虐に暴走するー


Ⓒ2026映画 「氷血」 製作委員会

公開日 令和8年7月3日(金) 全国公開
出演:北山宏光、 加藤千尋、山谷碧都、佐津川愛美、福島リラ、渡辺哲/佐野史郎
監督:内藤瑛亮
脚本:片桐絵梨子
ロケ地:猪苗代湖畔(会津若松市湊町笹山地区) 笹山ハウス 會津壹番館 他
公式ホームページ  https://hyoketsu-movie.jp/

●内藤瑛亮監督 会津ロケコメント
映画『氷血』は雪に包まれた白い世界で起きる物語であり、降り積もった雪が不可欠でした。撮影の前年まで暖冬が続いていたので、僕の一番の不安は「撮影時期に雪が降るのか」という点でした。制作会社が以前会津で映画撮影を行った経験もあり、会津を撮影地に決めさせて頂きました。ロケハンは秋に行うので、「本当に雪が降るのだろうか」という不安はクランクインまで抱えたままでしたが、それは杞憂に終わりました。

撮影を行った2025年の2月は会津における観測史上最大の積雪量を記録しました。お陰様でイメージ通りの白い世界を描くことができましたし、イメージを越える猛吹雪もカメラに捉えることができました。あまりの大雪に、ロケバスが7回スタックしたり、雪壁に突っ込んだりしたことも、今となってはいい思い出です。

猪苗代湖を中心に撮影させて頂きました。猪苗代湖が醸し出す幽玄の美が、本作を静謐で美しいホラー作品に導き、寓話的な世界観を支えてくれました。透明感のある水面に集まった白鳥も可愛くて撮影しました。撮影中に猪を狩った猟師を出会い、佐野史郎さんが少年のように「(猪を)写真に撮っていい?!」と尋ねていたのが印象に残っています。

メインのロケ地として使わせて頂いたのは、猪苗代湖付近の一軒家です。古い日本家屋をリフォームした物件です。旧時代的な家族観から抜け出そうとしながら出来ていない、という現代の家族が主人公たちであり、作品内容とマッチした物件でした。広々とした室内で、ロケ地として撮影のしやすい場所でした。猪苗代湖の白鳥の鳴き声が一軒家まで届き、本編でも活かしています。

数少ない街中の場面は會津壹番館で撮影しました。印象的な場面を趣のある店内が彩ってくれました。

食事も美味しかったです。撮影が早く終わると、日帰り温泉で暖まってから、呑みに行くのが恒例でした。撮影後にも名物の馬刺しを通販で何度か頼みました。

約1ヶ月滞在し、会津を満喫できて、楽しい思い出を沢山作らせてもらいました。


● ロケ地情報

猪苗代湖畔(会津若松市湊町笹山地区)
猪苗代湖は国内最大級の規模を誇り、まるで海かと見まがうほどの湖です。透明度の高い水が特徴で、「天鏡湖」という別名は天を映す鏡のような湖を意味しています。湖のほとりかは雄大な磐梯山を望み、湖水浴や水上スポーツ、キャンプが楽しめます。そして冬にはたくさんの白鳥が飛来します。ロケ地となった笹山地区は猪苗代湖の西岸に位置しています。

笹山ハウス(会津若松市湊町赤井字屋敷33)
会津若松市湊町笹山地区ある中長期滞在・移住促進の拠点です。地域に眠っていた空き家をリノベーションし、観光だけでなくじっくりと地域と関わりたい人向けのコミュニティ・交流スペースとして活用されています。

會津壹番館(会津若松市中町4-18)
明治17年に建てられた野口英世博士ゆかりの蔵造洋館「會陽医院」の建物をそのままに残し、1階は自家焙煎珈琲と手作りケーキの喫茶店「會津壹番館」、そして2階は資料館「野口英世青春館」となっています。 野口英世は1歳の時に左手に火傷を負い、5本の指がこぶしを握るようにくっついてしまいました。その後、手術を受け、15歳の時に指は元通りになりました。手の手術を受け、書生として3年間を過ごしたのが「會陽医院」で、この建物の前の通りは「野口英世青春通り」と命名されています。