(会津弁をはじめとする会津文化の伝承者)
ひいおばあちゃんは江戸時代の生まれ。へいほう取り(お手玉のこと)など素朴な遊びや昔ながらの暮らしのなかで育ててもらった根っからの会津人のひとりです。会津弁の特徴は相手と自分の関係がすぐに判別できることなど城下町の影響が濃く出ています。また、『だいこん』ではなく『泥(でえ)こん』と発音するときは、泥が付いている大根を指すのですが、このようにちゃんと意味を伝えることができる点も優れているのではないでしょうか。懐かしむものでなく、現代でも通用するもの、それが本当の文化だと思います。うちの店の約60種類のお菓子も全て手作りで現代に通用する「文化」のひとつと自負しています。
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