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特集トップ> 会津の達人たち

会津は人の宝庫!です。
ユニークな会津人たちをキャッチしました。


●(財)白虎隊記念会館 早川廣中さん
●会津民藝会会長 鈴木艶子さん
●本家長門屋6代目 鈴木素子さん
●小澤蝋燭店 小澤徹二さん
●会津若松市高野町在住 江川忠さん
●会津鉄道湯野上温泉駅 駅長兼駅員 白石美菜子さん
●満田屋(味噌田楽) 満田悦子さん
●猪苗代湖湖畔で唯一の女性漁師 小林ヨシ子さん 
●日本酒づくりの達人、女性杜氏 林ゆりさん
●千本杵を復活させた立役者 小林千穂子(ちえこ)さん
●プロの山菜取りの 長尾清子さんに訊く旬の情報!
●芸者さんなのにソムリエ! 友千代さん
●最後の大熊『赤面太郎』を仕留めた 大竹綱吉さん
●なぎなた復活の立役者 山本和子さん
●剣道八段の猛者 小田典正さん

●(財)白虎隊記念会館 早川廣中さん

早川廣中

(明治維新前後を中心とした会津の歴史の達人)
白虎隊記念館は昭和31年に設立、開館しました。ここには会津の幕末から維新にかけて激動期の貴重な資料を数多く展示しています。また、学会内で昭和60年代までは一般的であった薩摩長州側からの視点で語られていた歴史観を会津藩など幕府側から捉えた歴史の解明・研究を重ねて『幕藩権力と明治維新』で(吉川弘文館発行/明治維新史学会編)など何冊かの本に結実させる活動の要としても機能しています。歴史の流れを越えて受け継がれる会津魂に少しでも興味がおありの方を大歓迎致します。


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●会津民藝会会長 鈴木艶子さん

鈴木艶子

(会津地方の昔話の達人)
会津地方を中心とする昔話・民話を聞く人が理解できる程度の方言で話し続けて16年。請われるままに至るところで話すレパートリーも100話を越えました。そのほかにも子供たちに『方言遊び』の指導や郷土食の作り方指導など、かつてはふだんの生活にとけ込んでいたこの地域独特の良さや豊かさを自然な形で伝えていくことに喜びを感じています。私にできることがありましたら何でもお手伝いいたしますので、ぜひ会津の多彩な魅力を少しでも触れていただくようお願いいたします。


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●本家長門屋6代目 鈴木素子さん
鈴木素子

(会津弁をはじめとする会津文化の伝承者)
ひいおばあちゃんは江戸時代の生まれ。へいほう取り(お手玉のこと)など素朴な遊びや昔ながらの暮らしのなかで育ててもらった根っからの会津人のひとりです。会津弁の特徴は相手と自分の関係がすぐに判別できることなど城下町の影響が濃く出ています。また、『だいこん』ではなく『泥(でえ)こん』と発音するときは、泥が付いている大根を指すのですが、このようにちゃんと意味を伝えることができる点も優れているのではないでしょうか。懐かしむものでなく、現代でも通用するもの、それが本当の文化だと思います。うちの店の約60種類のお菓子も全て手作りで現代に通用する「文化」のひとつと自負しています。


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●小澤蝋燭店 小澤徹二さん

小澤徹二

(絵ろうそくづくりの達人)
領主芦名盛信公が500年程前に奨励し始まった絵ろうそくは今では漆器と並ぶ会津の名産品になりました。うちの店も8代約200年の歴史を有しています。国産の材料で順に工程を経て1本1本作り上げるろうそくは灯す火のゆらぎ、浮かび上がる絵付けの草花など温もり満ちた工芸品です。ぜひ私どもの店で絵ろうそくが出来上がるまでの過程や絵付け体験などもお楽しみいただければと存じます。
※絵付け体験は事前予約が必要となります。


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●会津若松市高野町在住 江川忠さん

江川忠

(会津の自然の中で活躍する人々のネットワークの達人)
会津の歴史も人も自然も一言で例えると個性豊かということでしょう。雄大な自然はさまざまの動物や植物を育て、人はそれを暮らしに取り入れるために工夫を重ね、知恵を働かせる。それで山や川で活躍するユニークな名人がここにはたくさんいます。最後の大熊『赤面太郎』をしとめた人、限りなく天然に近い方法で10年かかって大ウナギを育てる人、炭を焼かせたら右に出る人がいないほどの人等々、後世のために彼らの叡智を何らかの形で記録しなければという危惧を抱いています。皆様に紹介したい方は枚挙にいとまないほど。そんな会津にどうぞ来てください。


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●会津鉄道湯野上温泉駅 駅長兼駅員 白石美菜子さん

白石美菜子

ほかの2名の女性スタッフ(渡部勝恵さん・玉川栄子さん)とともに湯野上温泉駅を守り続けています。3名ともアっという間に10年選手になりましたが長いホームの雪かきや駅の屋根が茅葺きのため一年を通しての囲炉裏に炭をおこすことなど何かと苦労があります。うれしいのは遠いところからお越しいただいた利用者の方が覚えていて、再び駅を利用していただき、また、会えましたね、と声をいただいた時のその気持ちは何とも言い難いものがあります。これからでしたらぜひ、桜の季節にどうぞ。駅のホーム脇の桜も自慢のひとつですし、駅を起点に大内宿、湯野上温泉などでごゆっくりくつろいで、また、この駅からお帰りいただければうれしく思います。シルバー割引きっぷやお座トロ列車などもぜひ、ご利用ください。


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●満田屋(味噌田楽) 満田悦子さん

満田悦子

もとは子供の頃から食べ慣れていた田楽を『これからは食生活が変わって、味噌の需要が減るのでは。』と懸念した主人が味噌のおいしさに気づいてもらおうと売り始めたのが、30年ほど前。私は最初は田楽屋に嫁に来たわけではない、親戚筋もなんで田楽屋なのか、と抵抗があったのですが、今は日本が誇るスローフードである味噌を手軽に味わっていただく最良の手段だと思っています。田楽はここ会津だけにある食べ物ではありませんが例えば、厚揚げはうちで絞った菜種油で揚げたものですし、なるべくここの土地でできたもので作っていますので、会津ならではの味わいにはなっていると思います。田楽だけでは商売になりませんが、そこに塗ってあるお味噌をここでお土産に買っていただくことでどうにかやってこれました。一部、天保年間に建てられた蔵を利用したり、150年続いている醸造の仕事の知恵を生かしたりして気長に取り組んで、これからも日本伝統の味を少しでも広めていきたいと思っています。


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●猪苗代湖湖畔で唯一の女性漁師 小林ヨシ子さん

小林ヨシ子

この地方ではさし網漁と呼んでいます。最初は主人と一緒に、見よう見まねでやり始めて50年くらいになりました。おもにうち(レークサイド月見屋を経営)で提供している唐揚げや天ぷら、みそ煮の材料となるハヤ(赤はら)を春から秋にかけて捕っています。漁獲は最盛期の半分くらいでしょうか。最近は夏になると外来種の魚がかかってくるのが悩みですね。風が強い日を除いて雨が降ろうが、夕方から1時間程度網をさすのが私にとっては健康でいる秘訣かもしれません。背開きで炭火でじっくり焼いた魚は、みなさんが考えるほど川魚特有のクセなどまったく感じられないほど、おいしいのでぜひだまされたと思って一度賞味してください。


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●日本酒づくりの達人、女性杜氏 林ゆりさん

林ゆり

生家が200年を越える造り酒屋だったので蔵の中が遊び場でした。7代目の父が引退される杜氏の方の後任を探す苦労などに接するうち、『それなら私が杜氏に』と自然にこの道を選びました。父と同じ大学の醸造学科で理論を学び、会津での杜氏も7年目を迎えました。まだまだ奥が深く『見習い』を卒業できませんが、一生を賭けて満足のいく日本酒を届けることができればと願っています。ほかの杜氏の方や職人の方と協力し、造り上げた『純米大吟醸ゆり』も今年の仕込み分はより完成度が高まっていると思いますのでご賞味いただけたら光栄に存じます。


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●千本杵を復活させた立役者 小林千穂子(ちえこ)さん

小林千穂子(ちえこ)

この猪苗代湖崎川浜(さっかはま)では私がお嫁に来た時代には、結婚式などお祝いの時に「めでた、めでた」の餅つき唄をうたいながら、千本杵と言って8本から10本の杵を使ってお客様をもてなすために餅をついたものです。それが昨今、10年くらい前でしょうか、この風習が忘れ去られようとしていることに危惧を感じて、50~60代の女性10名程度で復活させました。最近では祝言のときに限らず、グリーンツーリズムや体験学習の一環として披露することで大変喜ばれています。今では貴重品となった杵の確保や時間の都合が一苦労ですが、千本杵を楽しみにしてくれる人の輪と和が広がることを期待して頑張っています。あなたもぜひ、輪の中に入って餅つきをやってみませんか。


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●プロの山菜取りの長尾清子さんに訊く旬の情報!!

長尾清子

世界的な異常気象は日本にも低温や日照不足、長雨や豪雨など大きな影響を及ぼしたが、会津地方は東北の他地域と比較するとその影響が少なかったとされている。秋本番を直前にプロの山菜取りである長尾清子さんに山の様子を伺ってみた。

以下は彼女のコメントである。
『今年の春先は雨が少ないせいか出も悪くワラビや竹の子(姫竹)が硬かった。7月頃の雨以降はやや山の様子は戻ったが、キノコの出は早い。松茸、雑キノコ類は8月でもう採れている。長雨の影響で菌が流れたせいか、出揃う時期などが少しおかしいが、量的には平年並ではないか?紅葉も裏磐梯など時期的にやや早まるが例年並みの美しさを見せてくれるでしょう。』

会津地方の紅葉の身頃は10月上旬~中旬が予想されるが、紅葉やキノコだけに限らず山の幸や温泉などのネタは満載!どうかご一考願う。


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●芸者さんなのにソムリエ!友千代さん

友千代

会津若松・東山温泉には日本酒のソムリエ(利酒師)が6人も!
芸者さんでなんでソムリエ?と早合点しそうですが、よくよく確認してみると日本酒のソムリエ、つまり利酒師の資格(正確には利酒師呼称資格認定/日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会)を努力と苦労の末に取得したのが友千代さん。今から5年ほど前の事で当時、現役の芸者さんでこの資格を有しているのは、全国で彼女ひとりだけでした。「利酒師」とは日本酒の香りや味わいを説明し、料理との相性などをアドバイスする、まさに日本酒版ソムリエ。お座敷ではお客様から会津の地酒のことな どを尋ねられることが多く、しかも目の前には料理が並んでいるのだから、これ以上のアドバイザーはいないのではないだろうか。友千代さんの快挙以来、続けとばかり他の芸者さんもこの資格に挑戦。現在は東山温泉で彼女を含め計6名の芸者さんが利酒師の資格を有する。踊りや歌の合間にお酌をしてもらいながら、日本酒についての話も柔らかな語り口で聞くことができるわけだ。会津のお酒をさりげなくアピールもでき、とくに遠方のお客様には嬉しいサービスといえる。ぜひ、東山で観て、聞いて、贅沢なひとときを『おひとつ、どうぞ。』


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●最後の大熊『赤面太郎』を仕留めた大竹綱吉さん

大竹綱吉

会津地方には豊かな自然と供に成り立っている暮らしがある。大竹綱吉さん(65歳・会津若松市大戸町在住)は地元では熊撃ちの名人として知られている。さすがに還暦を越えた今は『山が高く感じるようになった。』とおっしゃるがそれでも毎冬、猟期(11月中旬~翌2月中旬)には山に入るのが慣例となっている。赤面山で生息が確認され、伝説の大熊としばらく噂になっていた赤面太郎を大竹さんが仕留めたのは昭和62年(1987年)の12月。その名の通り200キロを優に越える大きなツキノワグマだった。『多いときは1シーズンで15頭ほど仕留めたこともある。』というが捕獲量はあくまでも結果であり、『山に入ること自体が楽しい。沢伝いに残る熊の足跡などから生態を推理するのもいいね。』と言う。近年は鳥の数が減り、熊目当ての猟に入る人も増えているせいか、そんな足跡も無視され、むやみに山に入り込む人たちがいることは残念だそうだ。山=自然に生かされている感謝の心が大竹さんから感じられた。


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●なぎなた復活の立役者 山本和子さん

山本和子

その明るさと元気ぶりに一刀両断?され、次の瞬間誰もがファンになりそうな、なぎなたの指導者が山本和子さん。御年75歳とはとても見えない若々しさである。会津若松という土地柄、さぞやなぎなたは盛んで彼女も幼い頃からの筋金入りと想像したがお話を伺うと全く違っていた。なぎなたを手にしたのは太平洋戦争のただ中、女学校時代のわずかな期間に過ぎず、その後は小学校教師として学級を担任しながら、特に国語、体育、道徳教育研究に明け暮れ、次第になぎなたは記憶の彼方に去る一方。そんな彼女に昭和59年なぎなたとの再会の時が来る。昭和58年度全日本なぎなた錬成大会覇者渡部さん(当時小学6年~女子)が市内小学校に転入。彼女は武道の香り高い会津、当然なぎなたは隆盛であろうと期待してやって来たが、その頃なぎなたは会津若松ではほとんど行われていなかったのだ。その事がきっかけとなり定年間近だった山本さんは市教育委員会からの依頼もあり、再びなぎなたを手にする。以来、なぎなた一筋。勤務の傍ら復興と研鑽を続け現在に至る。復活決意から12年後、平成7年ふくしま国体では競技会副委員長として大会運営に携わる一方、選手の競技力アップに努め、成年、少年共にトップの成績を収める。ゼロから出発した会津のなぎなただが現在は後継者育成・選手養成などに精力を注いでいると伺う。これからも山本さんとなぎなたは熱い関係を保っていくことだろう。


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●剣道八段の猛者 小田典正さん

小田典正

上記の只三郎に限らず会津は剣豪が列挙する土地柄。現在も剣道をはじめ柔道、弓道、 なぎなた等、武道が盛んである。鶴ヶ城内の武道場(武徳殿)では連日練習が行われるが、週三回の剣道の稽古日に欠かさず姿を見せるのが現在の剣豪の一人、小田八段である。普段は温厚な町の自転車店店主だが、胴着姿に面を付けると剣先からほとばしる気は素人目にもすさまじいものを感じる。177センチの堂々たる体躯。御年74歳とはとても見えない。ちなみに全日本剣道連盟八段の合格率は司法試験と並べられるほど難関らしい…。好きな言葉は『流水浮木』(相手の動きに応じ自在に反応する意)と伺った。これからもますます剣術に磨きがかけられることだろう。


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